REALFORCE SA / R2SA-JP3-BK キーボードを買った

RealForce のキーボードが、約16年ぶりにリニューアルされました

私はタイピングするときに底打ちする癖があったり、キーの荷重が45gだと重たすぎて疲れるので使えない などという、普通の人は要求しないような「常用のキーボード製品を極端に限定される」要件をもっています。 要するに、一般人が普段目にするようなキーボードは、せいぜい30分位しかタイピングしてると疲れるのでつらい、ということです。

なので、8年くらい前から 東プレさんの Real Force の ALL 30g モデルをずっと使ってきました。

で、つい先日(2017/12/7)に、その Real Force の第2世代が発売されました。 いままでは、REALFORCE 108US しか該当商品がなかったのでこれを使っていたのですが、ついに新たな選択肢ができたので、試してみました。

キーの底上げ + APC(Actuation Point Changer)、良さげ

第2世代の ALL 30g モデルは、最上位機種の静音モデルに限ります。 そのため、自動的に APC が付いているものになります。

もともと底打ちする癖があるので、APC にはお世話にならないと思っていたのですが、公式のキースペーサーがついてくるので、「APC を有効にして、キースペーサーで底上げをしてみる」ということを試してみました。 3mm のスペーサーを入れて、APC を一番短くしてみました。

結果、以下の2点について、結構いいなと感じました。

  • 打鍵時の力を抜く意識をもつようになった
  • 意識しただけでキー入力されるようになった

打鍵時の力の入れすぎに意識できるようになった

一つ目のは、底が高くなったために、いままでの打鍵だと力が強すぎて露骨に「力の入れすぎでタイピング速度下がってるな」と思えるようになりました。 打鍵時の力の入れすぎは、キーボードの寿命を縮めますし、タイピング速度を下げる要因でもあると思います。 いままでも「直さなきゃ」と思いつつも、底打ちが癖になってしまっていて直す機会がありませんでした。

これを機に、底打ちをせず、入力される最低限の力だけでタイピングできるようになればいいな、とは思います。

意識しただけでキー入力されるようになった

これは人によるのでしょうが、前述したとおり、私はAPCを一番短くしています。 人によっては「誤入力されてしまう」ような短さですが、私は入力しているキー以外は指をキーから離しているので、そのようなことにはなりません。

むしろ、とても短いアクチュエーションポイントのおかげで、修飾キー(Ctrl や Alt)を使った「操作」に「キーを押し下げる」という意識をしなくても良くなり、嬉しさを感じます。

今までコピペとかをするときに Ctrl + C がちゃんと入力されてない ということとかがたまにあったのですが、それが解消された感じがします。

感覚的には、「キーに触れたら入力されてる」感じです。 基本的に自分が入力しようとして入力しているものに対してはミスタッチはないので、あまり困ったことにはなっておらず、むしろ「ちゃんと入力されていて」良い感じです。

まとめ

16年ぶりに、RealFoece のキーボードに新しい世代ができた。 APC + キースペーサーで、入力時に押し下げる量と押し下げられる限界値 の両方を一番短くした。結果、タイピング速度の向上の機会を作れ(たと思う)、「入力できてない」ということもなくなり、自分のタイピングの精度が改善された。